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DHAやEPAは本当に食べてよいのか

前の記事で魚油は脂質として無視できるという前提で話を進めました。

本当にそうでしょうか。

再確認してみます。

 

結論

魚油(DHA、EPA)はとってもよい脂質!(摂っても)

 

情報収集

DHAやEPAをサプリメントなどで補うときに気になるのが摂取上限です。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、日常の食事から摂取する程度であれば「健康への影響を、気にする必要はない」とは言われています。

ただしDHAやEPAに限らず、摂り過ぎには注意が必要です。あくまでも、バランスのとれた食事を心がけましょう。

-引用元:「サントリーウエルネスオンライン DHA・EPAを含むn-3系脂肪酸の1日あたりの摂取目安」

生活習慣病予防には油脂の総摂取量を控えると同時に、n-6系をn-3系の4倍以内にすることが推奨されています。米国食品医薬品局(FDA)は、サプリメントからの摂取はDHAとEPAを合わせて1日2グラムを超えないように警告しています。
必要なことは、n-3系を余分に摂ることではなく、マーガリンのようなn-6系を減らすことです。
-引用元:「全日本民医連 くすりの話 194 サプリメント編 摂り過ぎると危ない魚油成分」

 

 

青魚100gあたりのDHAは1000mg~3000mg程度、EPAは1000mg~1600mg程度、(1000mgは1g)詳しくは下記のサイトで

 

青魚などに多く含まれる、DHAとEPA

日本人の健康を支え、元気の源となっていた魚。魚の暮らしは、流氷が浮かぶ極寒の海から、水深約8,000メートルの深海の世界まで広がります。そんな魚に含まれる成分、それがDHAやEPAという成分です。

このDHAやEPAは、マグロやサンマ、イワシといった青魚の頭の部分や、目の後ろの脂身に特に多い“脂肪酸”と呼ばれる成分です。魚が生きていくうえで欠かせない成分であり、不足すると魚の成長にも影響が及ぶといわれます。

青魚のサラサラ成分DHAとEPA

“脂肪酸”、つまり脂(あぶら)の一種であるDHAとEPAですが、その大きな特長は透き通っていて、サラサラしていること。また、氷点下でも固まらないことから、冷たい海に生きる魚も元気に泳ぐことができるのです。

一般的に、「脂=悪者」とイメージしがちですが、このサラサラ成分DHAとEPAは健康維持に役立つことが研究で明らかになっています。しかしこのDHAやEPAは体内でほとんど作られず、食事によって摂取しなければならないため、必須脂肪酸と呼ばれています。

-引用元:「サントリーウエルネスオンライン 青魚のパワーの源、サラサラ成分DHA・EPA(必須脂肪酸)って何?」

 

魚油(DHA、EPA)をとると脂肪を減らす「褐色脂肪」という細胞を増やす働きがあるそうです。(このサイトは以前にも紹介しました)

 

魚油を多くとると、太りにくくなる――。EPAやDHAを含む魚油の摂取が、脂肪燃焼細胞である「褐色脂肪細胞」の増加を促し、体脂肪の減少や体温上昇をもたらすことを、京都大学の研究チームが突き止めた。

-引用元:「糖尿病ネットワーク 魚を食べると体脂肪が燃焼するメカニズムを解明 EPAとDHAの効果」

 

まとめ

  • 青魚100gに含まれるDHA、EPAは多くても3g程度
  • 普通の食事からとる分にはDHA、EPAはとりすぎということはない(サプリメントを使う場合は気をつける必要がある)
  • 魚油(DHA、EPA)は脂肪を減らしやすい体を作るので摂ってよい脂質である
  • 他の脂質(マーガリンなど)を制限して総脂質摂取量を調整する

京都大学の研究を根拠として、あくまでも現在の科学的情報として魚油(DHA、EPA)はとってよい脂質ということになります。

というわけで、私は脂質制限中でも青魚は食べるようにします。

その方が脂肪が減りやすいそうですので。

 

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2件のコメント

  • こいしです
    鯖は大好きなのに、表示されてる脂質が多くて控えていましたが、逆に体には必要であることがよーーーーーくわかりました!

    • コメントありがとうございます。
      私も鯖大好きなので、食べても良い脂質なのでうれしいですよね!

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