新生活様式とムーンショット計画
「新生活様式」 を普及させているのは内閣府の推進している「ムーンショット計画」のためだという。
「ムーンショット計画」とは何なのか。
「新生活様式」と関係あるのか?
これらの関係について、調べたことを【事実】と【私見】に分けて、わかりやすく書いてみました。
ムーンショット計画の概要
【事実】
「ムーンショット計画」は内閣府のWebサイトで誰でも見ることができます。
ムーンショット型研究開発制度は、我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進する新たな制度です。
- 内閣府 ムーンショット型研究開発制度
となっています。
なるほど、今までにない挑戦的な研究開発を推進するってことのようです。
また、7つの目標から構成されています。
- 内閣府 ムーンショット型研究開発制度
- 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
- 2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現
- 2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現
- 2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現
- 2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出
- 2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現
- 2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現
【私見】
これだけを見ていると未来に希望が持てるような言葉ばかりで別に問題なさそうですよね。
ムーンショット計画と新生活様式との関係
【事実】
ムーンショット目標1.について
この中で「新生活様式」と関連があるのは、目標1.です。
目標1.の内容には「新しい生活様式」という言葉が2回でてきます。
まず、「誰もが多様な社会活動に参画できるサイバネティック・アバター 基盤」として次のようなことが書いてあります。
・2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
- 内閣府 ムーンショット目標1 誰もが多様な社会活動に参画できるサイバネティック・アバター 基盤
・2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
注:サイバネティック・アバターは、身代わりとしてのロボットや3D映像等を示すアバターに加えて、人の身体的能力、認知能力及び知覚能力を拡張するICT技術やロボット技術を含む概念。Society 5.0時代のサイバー・フィジカル空間で自由自在に活躍するものを目指している。
1人で10体以上のアバターを操ってサイバー・フィジカル空間で動かせるようにすると言っています。
さらに、「サイバネティック・アバター生活」として、次のような記述があります。
・2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。
・2030年までに、望む人は誰でも特定のタスクに対して、身体的能力、認知能力及び知覚能力を強化できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を提案する。
- 内閣府 ムーンショット目標1 サイバネティック・アバター 生活
つまり、これは人は屋内の中にいて、10体以上のアバターを使って、実際に行動するのはアバターということを意味していると思います。
なるほど、「新生活様式」の「stay home」と合致しているんですね。
しかも、この「Society 5.0時代のサイバー・フィジカル空間」というのは、自動運転やドローンが行き交うAIに管理された仮想と物理の融合した世界だということです。
【私見】
まるで、映画「マトリックス」のような仮想空間のみで人が生きていくことになるのではないでしょうか。
ムーンショット目標3.について
【事実】
そして、目標3.には人生に寄り添って一緒に成長するAIロボットのことが書かれています。
・2050年までに、人が違和感を持たない、人と同等以上な身体能力をもち、人生に寄り添って一緒に成長するAIロボットを開発する。
- 内閣府 ムーンショット目標3 2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現
・2030年までに、一定のルールの下で一緒に行動して90%以上の人が違和感を持たないAIロボットを開発する。
・2050年までに、自然科学の領域において、自ら思考・行動し、自動的に科学的原理・解法の発見を目指すAIロボットシステムを開発する。
・ 2030年までに、特定の問題に対して自動的に科学的原理・解法の発見を目指すAIロボットを開発する。
・2050年までに、人が活動することが難しい環境で、自律的に判断し、自ら活動し成長するAIロボットを開発する。
・2030年までに、特定の状況において人の監督の下で自律的に動作するAIロボットを開発する。
自律的に判断し、自律的に動作するAIロボットが、人生に寄り添って一緒に成長する世界を本当に作ろうとしています。
【私見】
人生に寄り添って一緒に成長するAIロボットってドラえもんみたいですね。
そして、映画「ターミネーター」のようにAIに支配されることが本当に起こるかもしれない。
関連する情報
ムーンショット計画とスーパーシティ法案の関係
【事実】
2020年5月27日に成立したスーパーシティ法案はムーンショット計画の「Society5.0」を実現するための法整備です。
3.「スーパーシティ」構想の概要
スーパーシティの基本的なコンセプトは以下の通りとなります。
①これまでの自動走行や再生可能エネルギーなど、個別分野限定の実証実験的な取組ではなく、例えば決済の完全キャッシュレス化、行政手続のワンスオンリー化、遠隔教育や遠隔医療、自動走行の域内フル活用など、幅広く生活全般をカバーする取組であること
②一時的な実証実験ではなくて、2030年頃に実現され得る「ありたき未来」の生活の先行実現に向けて、暮らしと社会に実装する取組であること
③さらに、供給者や技術者目線ではなくて、住民の目線でより良い暮らしの実現を図るものであること
という、この3要素を合わせ持ったものであると定義しており、これを「まるごと未来都市」と呼んでいます。
この「まるごと未来都市」の実現を支えるのが、大胆な規制改革です。
遠隔教育、遠隔医療、電子通貨システムなど、AIやビッグデータを効果的に活用した先進的サービスを実現しようとすると、どうしても、各分野の規制改革を、同時一体的に進めなければなりません。
そういう意味では、スーパーシティは、「まるごと規制改革都市」とも言えるかもしれません。- 中略 -
4 (5)スーパーシティに係る予算措置「スーパーシティ」構想の早期具体化を図ることで、地方におけるSociety5.0の先行実現を目指す。
- 首相官邸 地方創生 国家戦略特区 スーパーシティ解説 (部分抜粋。筆者による太字修飾)
そして、そのスーパーシティ法案自体の法案要項は下記のようになっています。
国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案要綱
第一 新たな特定事業の追加
一 先端的区域データ活用事業活動の実施の促進を図るべき区域において、先端的区域データ活用事業活動の実施を促進するために必要なものとして政令で定める基準に従い、先端的区域データ活用事業活動を実施する主体の情報システムと区域データ(当該区域に関するデータ(電磁的記録に記録された情報 (国の安全を損ない、公の秩序の維持を妨げ、又は公衆の安全の保護に支障を来すことになるおそれが あるものを除く。) をいう。以下同じ。)であって、 先端的区域データ活用事業活動の実施に活用され るものをいう。以下同じ。)を保有する主体の情報システムとの相互の連携を確保するための基盤を整備するとともに、区域データを、収集及び整理をし、先端的区域データ活用事業活動を実施する主体に提供する事業(以下「国家戦略特別区域データ連携基盤整備事業」という。)を新たに特定事業に追加 するものとすること。
- 中略 -
第五国の機関等に対するデータの提供の求め
一 認定区域計画に定められている国家戦略特別区域データ連携基盤整備事業の実施主体であって、内閣府令・総務省令・経済産業省令で定めるデータの安全管理に係る基準に適合することについて内閣総理大臣の確認を受けたもの(以下「実施主体」という。)は、先端的区域データ活用事業活動の実施に活 用するため、国の機関又は公共機関等の保有するデータであって区域データとしての活用が見込まれるものを必要とするときは、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に対し、当該データの提供を求めることができるものとすること。
- 首相官邸 国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案要綱(PDF) (部分抜粋)
二 一の規定による求めを受けた内閣総理大臣は、当該求めに係るデータを自ら保有する場合において、当該求めについて次に掲げる事由のいずれにも該当すると認めるときは、遅滞なく、当該データを当該求めをした実施主体に提供するものとすること。
1 当該データの収集が、一の国家戦略特別区域データ連携基盤整備事業及び先端的区域データ活用事業活動の効果的かつ効率的な実施に不可欠なものであること。
2 当該データの提供が、他の法令に違反し、又は違反するおそれがないものであること。
3 当該データを提供することにより、公益を害し、又はその所掌事務若しくは事業の遂行に支障を及ぼすおそれがないものであること。
三 一の規定による求めを受けた内閣総理大臣は、当該求めに係るデータをその所管する公共機関等、他の関係行政機関の長又は他の関係行政機関の長の所管する公共機関等が保有する場合において、当該求めについて二の1に掲げる事由に該当すると認めるときは、遅滞なく、当該データを保有するその所管の公共機関等又は他の関係行政機関の長(その所管する公共機関等が当該データを保有する場合の当該他の関係行政機関の長を含む。四において同じ。)に対し、当該データの提供を要請するとともに、その旨を当該求めをした実施主体に通知するものとすること。
四 三の規定による要請を受けた関係行政機関の長は、当該要請に係る求めに係るデータを自ら保有する場合において、当該求めについて二の1から3までに掲げる事由のいずれにも該当すると認めるときは、遅滞なく、当該求めに係るデータを当該求めをした実施主体に提供するとともに、内閣総理大臣にそ の旨を通知するものとすること。
五 三の規定による要請を受けた関係行政機関の長は、当該要請に係る求めに係るデータをその所管する公共機関等が保有する場合において、当該求めについて二の1に掲げる事由に該当すると認めるときは、遅滞なく、当該データを保有するその所管の公共機関等に対し、当該データの提供を要請するととも に、その旨を内閣総理大臣に通知するものとすること。
六 三又は五の規定による要請を受けた公共機関等は、当該要請に係る求めについて二の1から3までに掲げる事由のいずれにも該当すると認めるときは、遅滞なく、当該求めに係るデータを当該求めをした実施主体に提供するとともに、当該公共機関等を所管する内閣総理大臣又は関係行政機関の長にその旨を通知するものとすること。
すなわち、下図のような「データ提供要請」と「データ提供」の権利と義務が定められています。
行政機関の長(知事や区長、市長、町長、村長)は内閣総理大臣からのデータ提供要請に応じてデータを事業者に提供しなければならなくなります。
【私見】
これは私達の個人情報が行政から企業に提供され、AIやビッグデータとして活用されることを意味しています。
これは「Society5.0」を実現するために個人情報が利用されるということです。
ビル・ゲイツ財団によるパンデミック・シュミレーション
【事実】
内閣府のムーンショット計画とは、一見、関係はないように見えますが、こちらの動画をご覧ください。
2019年10月18日に世界経済フォーラムにおいてビル&メリンダ・ゲイツ財団共済よる「ウィルスによるパンデミック」のシミュレーション会議が行われています。
次のメンバーが参加していることを覚えておいてください。
参加しているエリート集団
WHO、国連基金、世界銀行、ジョンズ・ホプキンス、ジョンソン&ジョンソン、元国家安全保障担当自責大統領補佐官、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)、中国疾病予防管理センター(CCDC)、シンガポール金融管理局、UPS財団、ANZ銀行、ルフトハンザドイツ航空、マリオット・インターナショナル、エデルマン(世界最大の広報会社)、ヘンリシャイン(医療)
- Youtube 上記の動画、Eden Mediaチャンネルより
武漢の病院建設
【事実】
2020年1月24日に武漢で急ピッチで病院建設が行われているというニュースが流れました。
そのニュース動画をご参照ください。
この建設動画を見てどんな印象を持ちましたか。
【私見】
動画のコメントにもありますが、自分のような素人目にも、どう見てもシャベルカーの数だけが多すぎます。
普通、シャベルカーは土を掘って除けたり、トラックに積んだりしますが、この工事は何をやっているのでしょう。
私はこれを見たときにフェイク・ニュースではないかと思いました。
実際に運用されている様子やベッドに患者が寝ている画像を見たことがないですね。
病院を閉鎖するときも病院入口の写真だけとか、ベッドだけの写真だけとかばかりで、出来上がった全体の画像は見たことがないです。
武漢の病院解体?
【事実】
10日間で完成した後、数カ月後に解体するというニュースが流れて、違和感を感じたのを覚えているが、解体するという記事のニュースサイトは削除されていました。
一転して解体せずに保存するというニュースサイトしかネット上に見つけられませんでした。
【私見】
解体せずに保存するのは、この壁のイラスト画ことじゃないかと思いました。現地に本当に病院が残されているのか疑問です。
そもそも、本当に病院は建設されたかどうかさえ疑問なのですから。
時系列で出来事を見る
【事実】
これらの出来事を時系列で整理してみましょう。
2001年6月 | ジョンズ・ホプキンス氏 第1回の天然痘バイオテロ公衆衛生シミュレーション演習 |
2005年1月 | ジョンズ・ホプキンス氏 第2回の天然痘バイオテロ公衆衛生シミュレーション演習 |
2006年6月 | ウォーレン・バフェット氏がビル・ゲイツ&メリンダ財団へ310億ドルを寄付 |
2015年5月 | TED Talkで ビル・ゲイツ氏が「世界は感染症対策ができていない」と語る |
2018年5月 | ジョンズ・ホプキンス氏 第3回の公衆衛生シミュレーション演習 |
2018年6月 | ムーンショット型研究の必要性についてCSTI有識者議員より提言される |
2018年12月 | 「ムーンショット型研究開発制度の基本的考え方について」を決定 |
2019年3月 | 第1回 ムーンショット型研究開発制度に係るビジョナリー会議 |
2019年10月 | 世界経済フォーラムにおいてビル&メリンダ・ゲイツ財団共済よる 「ウィルスによるパンデミック」のシミュレーション会議 |
2019年12月 | ムーンショット国際シンポジウムの開催 |
2019年12月 | 武漢でウイルス感染発生 |
2020年1月 | 武漢で病院建設 |
2020年1月 | ムーンショット目標1~6を決定 |
2020年2月 | スーパーシティ法案 閣議決定、法案を国会へ提出 |
2020年4月 | 緊急事態宣言 発令 |
2020年4月 | 武漢の病院解体→一転して保存 |
2020年7月 | ムーンショット目標7を決定 |
※ムーンショット計画の時系列については「 内閣府 ムーンショット型研究開発制度 」より引用(抜粋)
何が起こっているのか
【私見】
ここからは私の想像による私見のみで書いていきます。
現代は資本主義が進んだ結果、「数十人の大富豪が全世界の半分の富を手にする」時代と化してしまいました。
もちろん、この大富豪の中にはウォーレン・バフェット氏やビル・ゲイツ氏が含まれています。
また、一方ではテクノロジーは自動運転やドローン、AI、ロボットなどのテクノロジーの進歩が著しい時代です。
要するに、これらのテクノロジーの発展を推進するのに人間の余暇行動が邪魔なのです。
自動運転やAIには都合が悪いのです。
資産家たちはこう考えたのではないでしょうか。
そして、マスク着用やステイホームなどの「新生活様式」をなかば強要されているのが、今の状況ではないだろうか。
日本はこの流れに乗るため?(国の上層部も買収や強要されて?)にムーンショット計画を推進し、AIによる管理社会を築こうとしているのです。
ムーンショット計画には、AIによる管理の先のAIによる監視・支配された社会にすることまで組み込まれているだろう。
そうなれば、人々は外に出て活動することはできなくなり、アバターを操って仕事をし、自宅以外の余暇活動のない奴隷のような生活になるだろう。
余暇活動ができるサービスの料金は大衆にはとうてい手が出せないほどに高騰して、最上級の富裕層しか利用することができなくなるだろう。
もはや、大衆は人間ではない。奴隷だ。
外に出て、自由に人にあったり、余暇を楽しんだりすることができず、交流することができないのだから。
このようなことを述べると、新しいテクノロジーに対する抵抗活動として解釈する方もあるだろう。
第一次産業革命時のラダイト運動とは、まったく違うものだ。
もともと、テクノロジーは人間の機能を拡張・支援するものであった。
しかし、ムーンショット計画と新生活様式は、テクノロジーのために人間の活動を制限しようとしている。
機械のために、人間の活動を制限するとは何事だ!
ムーショット計画と新生活様式は本末転倒の間違った政策である!
と私は声を大にして言いたい。
まとめ
【私見】
- 「新生活様式」はムーンショット計画のAIで管理・監視する世界を作るために、でっち上がられた人間活動の制限を強要するためのものである。
- 「新生活様式」は資産家がテクノロジーを推進するために、でっち上げた世界規模のフェイク・ニュースによる洗脳である。
ムーンショット計画と新生活様式について、調べたことをわかりやすく書くつもりでしたが、引用部分は難しく書かれている部分も多く、どこまで伝わったか疑問ではありますが、みなさんも自分で考えてみてください。
子どもたちにどんな未来を残すのかが今問われています。
ウィルスよりも、恐ろしい未来にならないことを祈って、自分なりに活動を続けていきます。
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