ダイエットを質量保存の法則で考えてみた
学生の頃、質量保存の法則というものを習いましたよね。
「化学反応の前と後で物質の総質量は変化しない」というものでした。
理系男子の私が「質量保存の法則」をダイエットに当てはめて考えてみました。
1.「質量保存の法則」とダイエット
体の中で起こっていることはすべて化学反応と考えていいはずです。
これをダイエットに当てはめて考えると運動しようが、脂肪が燃焼しようが、質量つまり体重は変化しないということになります。
熱として体の外に出ていく?
いやいや、発熱では質量は変化しないというのが「質量保存の法則」です。
もう一度確認しておきましょう。
「化学反応の前と後で物質の総質量は変化しない」
【引用元】
それでは体の質量が減少する要素を考えてみましょう。
質量のあるものが体から排出される要素です。
- 排便、排尿
- 汗、呼吸、涙などによる水分排出
- その他(おなら、嘔吐、生理など)
他に考えられるようでしたら教えてくださいね。
また、体の質量が増加する要素は
- 食事などで口から食べ物、水分を摂取する
これ以外にはありませんね。他にあったら教えてください。
質量が減少、増加するのはこれらの場合だけということをおぼえておいてくださいね。
2.脂肪が燃焼するメカニズムに「質量保存の法則」を適用する
では、ダイエットで体重が減る(脂肪を減らす)というのはどういう現象でしょうか?
私はこう考えます(質量保存の法則に基づくと)。
- 活動量に対して摂取カロリーが不足する(カロリーを制限する)
- カロリーが不足しているので体が脂肪を分解してエネルギーに変えられる状態にする(まだ体重は減りません:「質量保存の法則」)
- 運動して脂肪を分解したものをエネルギーとして消費する(まだ体重は減りません:「質量保存の法則」)
- 消費したときの水分や老廃物が排泄される(ここで体重が減る)
- 脂肪にならない成分が体の中で余っていない(余っていれば、グリコーゲンとして蓄積する・・・)
- 脂肪になる成分が余っていない(余っていれば、また脂肪になり体重が増える)
※「脂肪にならない成分」とは「ブドウ糖」(主に糖質、タンパク質が分解されたもの)、「脂肪になる成分」とは「脂質」
これをもう少し詳細に「脂肪を燃焼するメカニズム」としてフローチャートにしてみるとこうなります。
【参考サイト・書籍】(これ以外にもこれまでに得た知識で書いていますが、主なものを挙げておきます。)
このように考えると脂肪を減らすためにはつぎの条件が必要ということになります。
- カロリー不足状態かつ脂質が余らないこと
- 空腹時に運動すること
- 運動後もカロリーコントロールできていること
3.まとめ
最終的に脂肪を燃焼するダイエットでやるべきことをわかりやすくいうと次の2つのみです。
- 食事:カロリー不足になるカロリーコントロール+脂質制限
- 運動:空腹時に運動すること(有酸素運動)
私が実際に行ったこともこの2つです。
しいて言えば、脂肪を減らしながら、筋肥大するために筋トレをプラスしています。
実際にこの方法で3ヶ月で体重は-7Kg、腹囲は-8cmを達成しています。
ぜひお試しください。
♪