実体験にもとづく禁煙のコツ
禁煙をしてから、もう二十数年になります。
私の実体験をもとに禁煙のコツを書いています。
禁煙はこうあるべきという医学的なものではなく、普通の人が自力でタバコをやめようとするとこうなりますという手記です。
おそらく、禁煙外来にいけば、もっと短期間でタバコをやめることができると思います。
禁煙はゆる禁煙で
禁煙はニコチン中毒の克服なのですぐにやめることはできない。
なので、段階を追って行う方法です。
医学的には間違っているかもしれません。
禁煙外来の広告では3ヶ月で治るとうたっていたりします。
私が自力でやった方法だと
日常的にやめるのに数年、完全にやめるのは10年くらいかかります。
完全にやめられたときにはタバコの煙に嫌悪感を感じるようになります。
禁煙外来に行かないで自力で治すとこうなりますという話だと思ってください。
禁煙の最大のコツとは
結論を先にいっておきましょう
とにかく吸っても続ける!
これだけです。
我慢できずに吸ったとしても、それは一時的なのだと、それで禁煙を終わりにする人が多い。
そうではない。吸っても禁煙は続けます!続きます!
それが最大のコツです!!
ゆる禁煙の実践方法
ステップ1:場所と時間で節煙する
家でしか吸わないとか、職場でしか吸わないというように特定の場所でしか吸わない。
もしくは食後しか吸わないとか、起床時しか吸わないというように特定の時間しか吸わない。
吸わないことに体を慣らしていきます。
少しずつ吸う条件を厳しくしていきます。
ステップ2:タバコを捨てる
ある程度、慣れてきたらタバコを捨てます。
IQOSなどの加熱式タバコの場合も誰かにあげるか、捨てるかしてください。
おそらくというか、間違いなく、また、タバコを吸うことになります。
吸いたくなったら、吸ってください。
もらいタバコをしたり、買ったりすることになります。
買ったとしても、その場で吸い終わったら捨てます。
もったいないので加熱式タバコはやめたほうがいいでしょう。
吸ったとしても、その場だけのことで禁煙は続いています。
ステップ3:酒の席だけは吸う
日常的には、だいぶタバコを吸わなくても大丈夫になったとしても酒を飲むときになり、
周りが吸っていると我慢できなくなります。
吸ってください。
ただし、必ずその場限りで、残ったタバコはその場に置いて帰ります。
その後も禁煙を続けます。
ステップ4:フェードアウト
いつのまにか、吸わなくて済むようになります。
たまに何かの間違いで吸っても、クラクラしたり、もうおいしくなくなっていると思います。
最後にはタバコのニオイを嗅ぐのみ嫌になります。
ゆる禁煙のコツ
吸っても禁煙を続ける!
我慢できずに吸ってしまうことが何度もあると思います。
何度、吸ってしまってもその場で吸っただけのことで禁煙は続いていることにし続けることです。
大抵、禁煙が続かないのは1本でも吸ったら、禁煙自体を失敗にしてしまい、その後も吸い続けることにあります。
禁煙をやめるときというのは、その1本を吸う前に
と言ってから吸いますよね。
そうではなく、そこで終わりにしない。
それを繰り返し続けることによって、ずっと禁煙は続けられます。
それをやっているうちに
タバコがおいしいという感覚とタバコはまずいという感覚が逆転します。
そうなれば、我慢できずに吸ったとしても、不快な思いをすることになり、吸いたいという感情にならなくなります。
タバコの代用品
口元が寂しいときに、ニコチンを含まないフレーバーミストを試してみるのもいいかもしれません。
この方法はちょっとと思った方へ
下記のサイトは高橋裕子(京都大学付属病院 呼吸器内科 禁煙外来担当医、日本禁煙科学会理事長、日本きもの学会会長、禁煙マラソン主宰)先生の「インターネット禁煙マラソン」で、もっと医学的なことが書かれています。
「禁煙外来で検索」
まとめ
私がタバコをやめた直接的な理由は「時間がもったいない」と思ったからなんです。
「タバコを吸うための時間を作る」ような行動をしていて、
なんだかタバコに服従しているような自分に気づいたから
なんです。
その瞬間にタバコをゴミ箱に捨てていました。
それなのに、すぐにはやめられませんでした。
中毒だから、頭では悪いとわかっていても、すぐにはやめられません。
精神が弱いとか、そういう問題ではなく、中毒状態だからそうなるのは当然なんです。
いずれの方法を使うにしても、タバコをやめて、自由で健康的な生活を送れるといいですね。
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